2016年3月28日月曜日

書籍「ソーシャルメディア論」を共著で出版しました。



2015年10月23日、「ソーシャルメディア論」という本を共著で出版しました。
ソーシャルメディアを使う方特に大学生や若い方向けの教科書としても使える形式になっています。
私は8章「都市」を担当しています。

ご関心ある方是非とも手にとってご覧いただければ幸いです。
よろしくお願いします。



2014年4月2日水曜日

異動のお知らせ

4月1日の辞令にて、白鴎大学経営学部教授を拝命いたしました。
これまで以上に都市論、地域デザイン、産業振興などの領域での研究と全国各地の地域との社会連携活動、そして何より白鴎大学学生への教育指導に尽力してまいりたいと思います。
連絡先などは変わりません。
皆様どうぞ宜しくお願い致します。

※なお学内では学生委員会、ビジネス開発研究所、メディアセンター、更には学校法人創立100周年事業委員会での新校舎建築分野の担当として様々な領域に関わってゆきます。

2013年12月30日月曜日

「あまちゃん」の中で語られる「お金」のはなし

 NHK連続テレビ小説「あまちゃん」、今年2013年の4月から9月までお好きな人々には熱狂的な反応を引き起こすドラマとなった。ヒロインのアキを演じた能年玲奈さんの愛らしさと強さを備え持つ怪演ぶりや脇を固める俳優陣の層の厚さ、宮藤官九郎の脚本の緻密さに魅了された方が多数であった。そして本日(12月30日)総集編の年末版「あまちゃん祭り」も放送され、暮れの大掃除を放り出して多くの方がご覧になったようである。
 いいタイミングなので、以前私が「あまちゃん」のオフ会に参加した時に話したことを、ちょっとだけ記しておきたい。

 ドラマにしては、話題としてお金のはなしをすることが「あまちゃん」では多かったなということ。
 主人公のアキが海女として働く際に、海底のウニを獲ってくることになるわけだが、それをしきりに祖母の夏ばっぱが「500円」という表現で示していたのは印象的である。その前後でもウニ1個500円を用いた表現は様々な局面で登場する。
 ともするとドラマでの漁村の仕事の風景としては銭金の話を前面に出すのは生臭いことになりかねぬが、地域振興を研究テーマとする者としては、「あまちゃん」のフィールドであるこの地域が如何にして稼ぐかということを日々追い求めていることがこの表現から垣間見えるいい設定であったと感じている。
 そして、アキが海底から獲ってきたと水面に上がってきて、皆がアキがウニを獲ってきたかと注目するとその手にあった500円玉を掲げるシーンも、一見笑いを提供するように見えつつもその延長として存在する。東京から見れば穏やかな漁村が、また地元の彼ら彼女らにとっては決して単なる牧歌的な田舎ではなく経済活動の一環で動いていることが設定されそれを強く主張するシーンとして記憶されるものである。

 震災で津波被害を受けた後、海女カフェを再建しようとする際のシーンも興味深い。
 寄付やその他の資金で900万円強が確保できるという現実と、理想的な海女カフェを再興するには1200万が必要という試算を、海女たちが集まって並び電卓を叩くというのもコミカルにしてお金という現実を見る側に突きつけてくる。
 別に具体の数字を見せずに、金が足りないということでストーリーを展開しても何も問題はないのだが、この金額が画面にぐっと示され、その上ででんでんが演じる組合長が実際に何を削るかということであれこれ工夫しながら海女カフェ再興にこぎつけることとなる。
 勿論、こういう細部はいい加減である。ドラマはファンタジーであって現実をリアルなままに示すものではない。しかしこういう設定をストーリーの中に織り込むことでの、その地域の状況をえぐりだしてくれるのもまた脚本の妙ではある。

 その他、海女集団が自分たちをただの海女ではなく「観光海女」と称するのもこの辺りとは深く関わる部分がある。お金のはなしはその一部分に過ぎず、とにかく海女集団を中心として「あまちゃん」に登場する北三陸市の人々が皆自分たちが動き、見せてゆくことで何かが変わるということがプログラムされているかのように元々お話の基礎部分に埋め込まれていたのが、この「あまちゃん」なのであろう。

2013年11月25日月曜日

ゆるキャラグランプリ2013雑感と、「ゆるキャラのやめ方」について

 ゆるキャラグランプリ2013が昨日11月24日終了した。栃木県佐野市の「さのまる」が1位、浜松市の「出世大名家康くん」が2位、群馬県の「ぐんまちゃん」が3位という順で、1580体の参加し、地域振興関係者のみならず社会を大きく巻き込んだ一大ゆるキャラコンペティションが幕を閉じたことと成る。

 この夏、私は委託を受けて栃木県小山市の地域ブランドについての調査分析を学生とともに行った。その中で小山市の「おやまくま」は44位。ギリギリまで自治体の別キャラクターもエントリーをする可能性があるという事前の混乱を知る者としては、今回の調整や地域的な展開を見るに、十分な善戦と理解した。「おやまくま」は地域社会での認知度と好感度は圧倒的である。ゆるキャラに限らず地域資源のプロモーションなどこれまであまり上手ではなかった「うぶ」な小山市であり、これからもきちんとやればもっと面白いことに成るだろうというのは想像ができる。


 当初から順位を競っていた栃木県のキャラ「とちまる」46位を振りきったのは評価していいだろうが、広域自治体のゆるキャラがどういう狙いでこういうコンペに出るのかは、地域的にはもっと考えてゆく必要がある。相互に何を狙っていて立候補しているのか、広域自治体がどうしてゆるキャラを使うのかなど裏側にはいろいろ課題が見えてくる。要は、潰し合いを地域内で行うことに成るのはできるだけ避けなければならなかったのだが。単なる対立ではなく、広域自治体が中心となり相互に場を盛り上げるような仕掛けは準備できなかったものだろうか。


 そして小山市の隣の隣、栃木県佐野市の「さのまる」1位は立派。地元の方々が長く時間を掛けて準備し順位を上げてゆくことに成功したのは敬意を表する。しかし、これが何らかの地域的実需に繋がっているかどうかは精査してゆく必要もある。経済は、地域振興はさのまるの知名度アップにより変わったのか、と問われると結構厳しいのではとも思ってしまう。ゆるキャラはこれからその目的と、実際の効果が以前よりも厳しく求められてゆくことになるだろう。

 「さのまる」に競り負けた浜松の「出世大名家康くん」の状況も興味ある部分である。当初は独走に近い形だったが、コンペ期間中の地域的な混乱の報道がネットニュースで出たりというのは、実情分からぬ者は口を出せぬが、浜松の皆さんがこの結果をどう見ているのかは気になるところ。お役所の旗振りでゆるキャラが全国区になるというのはそろそろ限界でもあり、最初の種を地域社会が総出でどうやって芽を出させ葉をつけ花となるか、そこまでやらねば果実は得られない段階に差し掛かっている。

 ゆるキャラ、B級グルメについてはそろそろブームが過ぎつつあるというのが私の理解である。都市戦略の観点でこれらをどう使いこなして都市の魅力、地域資源として実際の経済などに組み込めるかが問われてくることになると考えている。ゆるキャラ、B級グルメという「仕掛け」を組み立て創意工夫しながら活用する手法の開発や能力がその自治体や地域社会のあるかどうかが見分けられるのがこの「ゆるキャラグランプリ」なのだと考えると分かりやすい。


 その点ではここ数年は「やってみよう!」と思って自治体や地域の中で着手できる幸せな時期だったのかも知れない。おそらくそういう発想や余力のある地域はすでに参加済みであろう。この経験を踏まえ、次の一手をどう進め構築してゆくかこそが、これからの関係機関が本当にすべきことでもある。


 そして、今後の課題の一つは「ゆるキャラのやめ方」である。ゆるキャラを作ったはいいが、使いこなすことも活かすことも出来ずお蔵入りすることもかなわぬ全国のキャラクターが多数ある。それらをどうするか、というところが少なからぬ自治体などででてくるはずである。ゆるキャラの出来が悪いのか、それをマネジメントする自治体や関係機関の能力が足りないのか。どちらなのかは敢えて踏み込まぬが、現在ゆるキャラを展開する中でそれをどう収束し、勇気ある撤退を決断しその存在を過去のものにするがいいか、私はいま手法開発も含め、そんなことを考えている。


 一部のエリートゆるキャラを除けば、都市・地域としての戦略に組み込まれぬ凡庸なゆるキャラ群は、徐々に消えてゆかざるをえない、それがこの激烈な競争に乗ったがゆえの結果でもある。各地のゆるキャラの現況調査や支援はしばらく続けてみたい。

2013年5月18日土曜日

栃木駅前「オクトーバーフェストin蔵の街2013」へ行ってきた

オクトーバーフェスト、といいつつ日本では様々な季節に開催されるドイツのお祭り。
しかし呑助さんらにはあんまり関係ないのでしょう、ということで小山市のお隣栃木市で開催の「オクトーバーフェストin蔵の街2013」へ行って参りました。

小山駅からJR両毛線で10分少々で栃木駅。
近いのですが本数が1時間に1,2本ということで時刻表確認は必須。
でも休みの日などは改札を出たところの観光案内所が親切な誘導。
ここの町は自分たちのことを観光地だと心得ているのがいつも有難い。


栃木駅北口を出て右に折れた広場に、こういう会場が設置されておりました。
春のドイツビール祭り、という名称で開催しているようです。


開始直後の11時に行ったら早速始めている皆さんが。
まあ簡易なテントですがお天気も良ければ十分。


周辺には栃木市のお店が出店を構えてビールに合うと思われるメニューを提供。
地元のお店がきちんと儲けられる仕組みを組んでゆくというのはちゃんとしているなと思うわけです。
時にアリバイ作りでイベントを開催するような自治体の姿を目にすることがあるだけに、こういうのは関係者の(当然なことではありますが)良心を感じます。






さてテント内ではバンド演奏開始。
地元のアマチュアバンドと思しき皆さんが続々と登場。
謎の声援もご愛嬌です。


ビールはケーニッヒルードヴィッヒの白(1000円)とおつまみに唐揚げ(500円)。
ちょいとお高いかと思いましたが、ビールおいしゅうございました。


そして栃木県のこの辺りでは時々見る、じゃがいも入りやきそばも。


と取材にかこつけ一杯頂いているうちに、お昼前というのに会場は席が埋まりました。
これは大したものですわねぇ、と思いつつ戻って参りました。


職業柄関心があるので案内チラシをみてみると、「オクトーバーフェストin蔵の街」は実行委員会形式で開催されており、共催にとちぎ日独協会など、後援にドイツ大使館、栃木県、栃木市、観光協会、国際交流協会、そして東武鉄道に地元のNPOなど・・・こういう段取りと枠組みづくりの上手い地域なのだなと感じた次第です。
会場でしきりにNTT東日本の方がフレッツのサービスを説明していたりテイッシュを配っていたり、こういうのも仕組みの中に入れ込まれているんでしょう。

まあビール飲んでいい天気、という気分いい感じで過ごすのもいいですが、地域の活性化事例としても面白いものを見せてもらいました。明日19日まで開催とのことです。

「カフェ&喫茶ショー2013」を見てきた

東京ビッグサイトにて開催の「カフェ&喫茶ショー2013」へ行って来ました。
Webには、「日本初のカフェ・喫茶店の専門展を通じて、最新の情報を、東京ビッグサイトから発信し、今後新しい業態を開発し、日本の飲食を牽引する一大産業に」とあり、要はカフェや喫茶業に関わるあらゆる業種の展示会ということで、紅茶党党首としても関心を持って見て参りました。

この日は東京国際フォーラムの富士通の展示会と、この会場の隣でやっていた自治体総合フェアが目的でしたが、正直いえばこちらのほうが遥かに面白かったという次第です。

もう入ったらすぐに色彩の豊かさと接遇のレベルの高さに驚く。
隣の自治体総合フェアでいろいろ失望したこともあり、急にテンションアップ。
こちらは珈琲屋さん紅茶屋さん大集合エリア。










ドリンク用マシンの展示なども多数。





面白かったのはのぼり旗やテンポで使用する缶のメーカーなど。
確かに一般のお客の知る業界ではないところ。











大手食品メーカーなどは総力を投入して試食品の提供や名刺交換に熱心。
そうですよね、ここでの出会いが新しいお仕事になるわけで。





化粧品とか女性用グッズなどの展示も多く。
確かにカフェとこういうものを組み合わせてカフェ運営するお店は増えている。



あんこメーカーは様々なあんこの開発品を提供。
食べてみたかったですが・・・ちと自粛。









はくばくというと穀物商社のイメージでしたが、カフェ向けには雑穀を提供。
風味のあるパンの開発や、レシピの配布も行なっていました。














そして会場では随分多くの試食品が振舞われておりました。
パンやスイーツ、紅茶に珈琲。
どれも一押しということだけあってか美味しいものが多かったです。



大学の展示も複数。画像は聖徳大学と昭和女子大学。
機能性食品の研究や、地元企業と組んでの新商品開発など。







会場の雰囲気を見ていると、日本の将来はカフェが救うのかなと思うほどの元気ぶり。
カフェ経営者や将来開業を目指す人には是非ともオススメの展示会でした。


おやまブランドまつり2013へ行ってみた

2013年4月11、12日に「道の駅思川」にて開催の「おやまブランドまつり」の様子。論評なし。
記録用で画像だけアップしてみる。